営業内容の変更について
(2020年3月31日)
いつもディアシュピールをご愛顧いただきありがとうございます。
昨今の感染症による東京都の自粛要請について以下のような対応をさせていただきます。
直前のお知らせとなり、ご予約などいただいている方については、大変ご不便をおかけし大変申し訳ございません。
- 4月1日(水)~4月12日(日)までの間、4階カフェスペースおよび販売スペースの営業を停止いたします
※これに伴い、店舗へのお電話は通じなくなりますので、御用の方は「http://www.dear-spiele.com/conta/」よりご連絡ください
- 現在ご予約いただいております「マーダーミステリー」の各公演について、4/1~4/12の公演につきましては、4月後半または、7月末までの日程で振替のご希望を受付けますので、ご希望の方はメールにて(こちらからお送りしているメールに返信にて)開催日前日までにご連絡いただければ幸いです
※マーダーミステリーに関するお問合せは、平素よりお電話では受けておりませんので、メールにてお問合せください
- 4月後半、および、5月のマーダーミステリーについては「貸切公演のみ(http://www.dear-spiele.com/2020/01/08/mmset/?ym=2020-4)」受付とさせていただきます、ご予約いただけますと非常に助かります。
※マーダーミステリーに関するお問合せは、平素よりお電話では受けておりませんので、メールにてお問合せください
- 通信販売(https://www.dear-spiele-s.com/)につきましては、通常通り運営いたします
お客様各位
ここ数週間、感染症に伴う「自粛」という言葉に悩み、営業を続けるかどうか考え続けておりました。
色々な方にお話を伺いながら、お客様や感染症と向き合い、店舗を継続する方法を模索しておりましたが、ここは閉店の判断しかないという結論に至りました。
4月12日までの休業とさせていただいておりますが、本当に13日より再開できるのか?再会できたとして、変わらず皆様にお越しいただけるのか?
見通しが立たないため、大変な不安もございますが、ひとまず、微力ながら日本の健康を維持するための力になればと思います。
私共の活動は「娯楽業(エンターテインメント)」の分野に属するものかと思いますが、今現在、娯楽業は飲食や観光と並び感染症の影響が直撃しております。
自粛の基準として「不要不急」という言葉が使われますが、エンターテインメントの分野は確かに「不急」ではありますが「不要」ではないと私は信じており、この火が消えることは人を内面から不健全にしてしまうことと同義であると考えております。また、一度消えてしまった火はそう簡単に元には戻りません。エンターテインメントは、アナログな力で少しずつ積み上げられ、今の形になったものが殆どだからです。クラウドにバックアップを保存しておいて、瞬時に復旧できるものではありません。なんとかこの火を灯し続けたいと日々考えております。
ここからは、「希望」「お願い」といったものとなりますが、娯楽業について、この状況下で営業を続けることに多くの非難が寄せられている場面を散見します。ひとつひとつのご意見は最もです。しかしながら、どんな方でもまずは自分を、そして自分の家族を守ることを最優先にされると思いますので、休業に対する補償の無い現在、営業を決断している店舗様も、それは致し方ない判断であり、そこへの理解が広がって欲しいと切に願っています。感染症が広がればその守りたい家族に感染症が襲い掛かる可能性も勿論ありますし、それを危惧した方が良いという意見も理解できます。ただ、選択肢として目に見えないリスクより、目に見えるリスクを優先するのもまた、ひとつの必然であると感じます。
補償を求める人々は「卑しい」「強欲」「自分勝手」と断ずる方もいらっしゃいますが、それを断じたところで、上記のような理由から補償を求めている人が「じゃあ補償なしで自粛する」ということにはならないかと思います。北風と太陽。強硬に非難したところで何一つ解決はしません。有事の際の「補償」というのは、求人における「福利厚生」の様なもので、求人する際に「まかない有ります」と書く様なものです。そんな記述が無くても応募する人も居れば、そこに魅力を感じて応募してくる人もいるかもしれません。必要としないと思う人も居れば、必要であると考える人も居るのではないでしょうか。
このような考えを理解し「補償は広く感染症対策に取り込んで貰うための施策」として、頭ごなしに否定しない世の中になれば良いなと思っています。
そして、前述したように、営業を続けている店舗様についても、非難の起こらない世界であって欲しいと切に願います。
営業再開の際には元気な皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
ディアシュピール株式会社 代表取締役 川口 正志